くせ毛とわたし

髪の毛は私の昔からのコンプレックス。くせ毛。量が多い。そして若白髪。
この梅雨時期、もさもさモサモサとしており、いつも以上に確実に頭が一回り大きくなっている。

まず、くせ毛。
うちの母がいわゆる天然パーマの人で、カーラーやらこてやらを使わなくても髪の毛がくるんとしている。あそこまでくるんとしてたらいっそ潔く受け入れられると思う。

でも私の髪の毛は中途半端で、髪の毛自体の重みによって遠目には一見まっすぐに見える。でも髪表面の短い毛がくるっとうねっとしている。

テレビでお笑い芸人の東野さんが髪の毛をネタにしているのをご覧になったことがあるだろうか？チリチリの髪毛。彼を実際に見たことはないが、おそらく私と同じタイプの髪質と思われる。最近は見ていないけれどそのネタを見るたびに私の中の乙女心がグッとなっていたものだ。

そして、毛量。
くせ毛でぼわっと髪が浮くのでさらに頭まわりが大きく見える。髪の毛を後ろでぎゅっと掴むとラップの芯くらいの太さにはなる。

さらに、若白髪。
私の兄弟も比較的若いころから白髪が多く見られたので、これも遺伝かな。
そこまで深刻ではないけれど、それでも20代後半にはもうちらほらと出現し、 出産後に一気にばーんと増えた状況である。

中学生ころ自分の髪を暑苦しいなと思い、さらさら髪を揺らす友人と比べて自分にがっかりすることがよくあった。とは言え中学生にできることなんて美容室で髪をすいてもらうとか表面の踊りまくっている毛を気休めに切るくらい。
高校生の時には人生初ストレートパーマをかけてみた。1か月ほどで髪の表面の毛が踊りだす。整髪料の類いも試したが踊る毛を抑えるレベルに使うと頭全体がぺったりとなって違和感しかなかった。
大学時代は美容師さんの勧めで縮毛矯正をやってみた。なんだこれ、ストパーと変わらんじゃないかという結果であった。私のくせ毛は無駄に強いと思い知らされた。

女子力の低い私は、たまにアホ毛が気になるものの、どうにかせねばとあれこれ試すほどのエネルギーをそこに割くことがなく、ぱっと見すっきり見えたほうがましとの考えで長年髪を結んで生活してきた。もう諦めの境地にいる、と思っていた。

しかし、ここにきてまたモヤモヤが発生してきた。
一に、洗髪がめんどくさいのだ。結べるほどの長さで量が多いため、髪が乾くまで20分はかかる。自分一人なら良かったが、手のかかる小さい子がいるとこの時間が惜しい。
この話を美容師さんに話したら、ストパーかけてショートにすると良いかもですよと言われた。昔の薬剤より進化してるからきっと大丈夫ですよと。
憧れのショートいけるんだろうか。

二に、娘の髪質がだんだんと私に似てきた気がする。
ストパー以外の解決方法を今から研究しておかないと、アドバイスを求められたときに何も示せない。女子力の低い母ですまんと早々に白旗をあげるのはなんだか悔しい。

よし、やってやろう。

☆子供に読んだ絵本履歴よりおすすめ

　「まあちゃんのながいかみ」

　　さく：たかどのほうこ

小さい頃は長く伸ばした髪に憧れていました。長い髪に夢が広がるお話です！